クロスイノビアは、組織開発、事業承継を専門分野として、2015年6月に設立したコンサルティング会社です。
現在は、“想い”に共感していただいた多くの方々と共に、全国各地、様々な業界の企業様をご支援しております。
少しでも、私たちの会社への理解が深まるように、どのような“想い”を持っている会社なのか、簡単ですがご挨拶いたします。
~なぜ、コンサルタントを目指すようになったのか~
私は、父も兄も姉も自営業という、経営者に囲まれた環境で育ちました。家での会話は、いつも売上のこと、スタッフ教育のことが多く、子供の頃から経営というものが身近な存在でした。
そして、家族は皆、愚痴や人の悪口を言うこともなく、一生懸命に働く背中を私は毎日見ながら、早く大人になって働きたいと思っていました。
学生時代の頃は、家族の仕事をよく手伝っていました。
ある日、姉の飲食店で働く従業員の給料計算を手伝っていた時のことです。出勤簿を見ながら、いつものように給与計算を淡々とこなしていたのですが、最後の給与計算が終わった時、ふとあることに気づいたので、姉に尋ねました。
「あれ?おねえちゃんの給料は?」
すると姉は「今月は無しね」と答えました。
「どうするの?」と尋ねると
「貯金崩すしかないわね」…と笑って言いました。
「それはおかしいよ!だって、この従業員なんか、全然役に立ってないじゃないか!」
と言うと、姉はその従業員を一切責めることなく、
「従業員の生活を守るのも、私の仕事」
「経営をしていると、そういうこともあるのよ」
と答えました。
私は納得できないまま、父や兄にも聞いたところ、同じような答えが返ってきました。
悔しい・・・。
それまで理系の大学を目指していた私が、経営学を学びたいと思った瞬間でした。
経営学を学んで、家族を助けたい。
そして、同じような悩みを抱える経営者は、きっとたくさんいるはずだ。
僕は力になりたい。
この出来事をきっかけに、私はコンサルタントになる覚悟を決めました。
~事業承継を、人生のテーマに~
私が28歳になった時に、父が癌であることが分かりました。
同時に、余命半年であることも分かりました。
父はなかなか自分の事を話さない寡黙な人でしたが、病床で弱っていく姿を見ながら、残された時間はあと僅か、今のうちに聞きたいことは全て聞こうと、ある日、二人きりで色々な話を聞かせてもらいました。
父は従業員100名の建設会社の社長でしたが、無念にも清算することになり、キャリアの最後は、ナンバー2として小さな建設会社の立て直しをしていました。
そんな父から、今となっては遺言となってしまいましたが、仕事人生の教訓として、次のことを教えてくれました。
「会社は、つくるよりも、清算する方が比べ物にならないほど大変だった。
だから、会社は絶対に潰してはいけない。お前は、経営者を助けなさい」
会社が、事業を継続することの意味を深く考えた夜でした。
そして、事業を継続することが、雇用を守り、経済を回し、地域貢献に繋がるとても価値あることだと分かったのです。
そして、父の想いを価値あるものにするため、私は“事業承継”という分野を本格的にスタートさせました。
~顧客の皆様とともにクロスイノビアも未来に向かって成長を続けます~
クロスイノビアという社名には「人と企業と地域を繋げ、より良い方向に道を示し、共に歩む」という願いが込められています。
クロスイノビアのコンサルティングは、常に進行形です。
これからも、宜しくお願いいたします。
クロスイノビア株式会社
代表取締役 清水 葉太